自分を見つける旅日記

アラフォー女子のつぶやきブログ。等身大の自分って何?

【映画感想】Love Happens(わすれた恋のはじめかた)/When one thing ends, something else begins.

今週観たのは、2009年の「Love Happens/わすれた恋のはじめかた」という映画で、ジェニファー・アニストンアーロン・エッカート主演のラブストーリーです。

 

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事故で愛妻を亡くしたこときっかけに、自己啓発の本を出版、セミナー等を行っているバーク(アーロン・エッカート) が、アニストンが演じるエロイースに出会い恋に落ちる、という話ですが、ジェニファー・アニストンやっぱりステキ~☆

 

そもそもの物語が、家族・友人・恋人を亡くした人達を立ち直らせるための「自己啓発セミナー」なので、なるほど~と思うセリフが数多くありましたが、その中でも得に心に残ったセリフをいくつか紹介します。

 

1.セミナーの冒頭でバークが参加者に言ったこ言葉の一つ

If you don't pay the piper, he will come calling.

(後から報いを受けることになるよ。)

「pay the piper」は費用を負担する、(愚行などの)報いを受ける、という意味で、語源は👇の「ハーメルンの笛吹き男 」という昔話からきているそう。

こちら、ハーメルンという町にネズミが大繁殖して町の人々を悩ませていたところ、笛吹き男が現れて、報酬をくれるならネズミを退治しよう、ともちかけ、町の人々も報酬を約束するが、ネズミを退治した後に町の人々が約束を破る、という話。起こった笛吹き男が、大切なもの(子供たち)を代わりに連れ去ってしまう、という結構怖い話です。

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ハーメルンの笛吹き男の話からきているとすると、「いいとこどりはダメ」ということかな、と思いますが、このバークのセリフは、「現実から目を背けてはいけないよ」というメッセージにも思えます。

同じような英語だと「pay the price」なのだと思いますが、「pay the piper」の方がカッコいい感じします。

 

2.セミナーの最初のワークショップでバークが言った参加者に言った言葉

You are just looking at things from a new perspective.  Inside each of you, there are sirens, honking horns and gridlock, but there's also this.  We just have to do the work and climb the stairs to find it.

(君たちみんな、ただ単に新しい見方をしているだけなんだよ。みんな自分たちの中に、サイレンや警笛、渋滞を抱えてるんだ。でも、この景色だってあるんだよ。ただ、頑張って、階段を上がって、見つけるだけなんだ。)

 このシーン、ネタバレになるので詳しく書きませんが、なるほど!って思いました。おかげで、この映画を見た後、自分がパニック状態になると、このシーンを思い出します。

「perspective」という言葉はビジネスでもよく使われますが、「考え方、見方、(物事を見通す)つり合いの取れた見方、将来の見通し」という意味。新しい見方もそうですが、「different perspective(いろいろ別の見方)」もできるようになりたいですね。

 

3.バークの本の2章の言葉 

Happiness is a state of mind, and like all things, it takes practice.  Devote 5 minutes a day to smiling, just smiling, and after a while, it comes naturally.

(幸福というのは精神状態のこと、そして多くのものと同じように、練習が必要です。毎日5分間だけ、ただただにっこりすることに自分をゆだねてみて下さい。続けるうちに、自然にスマイルできるようになります。)

このセリフを聞いて思い出したのは「継続は力なり」と「笑う門には福来る」。5分間にこにこするのは、普通の人でもハードル高いのではないかと思いますが、「like all things, it takes practice」とある通り、何事にも練習はつきもの。「smile」でなくても、瞑想や運動など、毎日続けてよりよい自分になりたいですね。

 

4.バークの本の15章の事

During your travels, it's important to always keep one thing in mind; when one thing ends, something else begins.

(旅をしている間、一つの事だけは覚えておく必要がある。それは、「何か一つ終われば、また別の何かが始まる」ということ。)

 ここでいう「travel」は、バークがシアトルに出張に来ているので、旅、旅行、という意味でもあり、大切な人を失ったことで自分をも見失ってしまっている人たちの状況も指しているのだと思います。どんなに悪い状況でも、どんなに辛くても、何かを失ったとしても、新しい始まりはある、というメッセージが、この映画の最後のメッセージだと思います。

 

とにかく、ジェニファー・アニストンがステキ!

 

ちょっと古い映画ですが、是非一度観てみて下さい~☆